加賀 美川刺しゅうの里

淡い色合いで気品のある図柄を表現する美川刺繡。かつて北前船の寄港地として栄えた美川地区で回船業にかげりが見え始めた明治中頃、女性の手内職として始まった工芸品で、加賀地方に伝わる刺繡のひとつとして、加賀繡（かがぬい）の名でも知られています。

北陸自動車道美川ＩＣそばにある加賀美川刺しゅうの里は、美川刺繍からコンピューター刺繡まで各種刺繡を扱う専門店。2階は展示室となっており、華麗な打掛や美術工芸など伝統の技を見学することができます。刺繡入りのハンカチや風呂敷、繊細で美しい刺繡額などを販売するほか、ネーム刺繡やオーダーメイドも受け付けており、新築祝いなどに喜ばれる家紋刺繡額は注文から完成まで2週間ほど。気軽な刺繡体験も好評です(休止中)。