食の世界遺産
発酵食文化のまち、
石川県白山市美川

01:mikawa history

加賀の発酵食文化を受け継ぐまち美川。

日本三名山の一つである霊峰白山。山頂から流れ出す雪解け水は 白山市内を流れる手取川となり、美川地域を潤し日本海へと注ぎま す。清らかな水、肥沃な大地の恵みは、人々に様々な恩恵を与え、酒・味噌・醤油・酢・こうじなど加賀の発酵食文化の礎となりました。先人の知恵を受け継ぎ、今も多種多様な発酵食品が造られています。

02:mikawa history

美川でふぐの子がうまれたきっかけ。

江戸時代から明治にかけて、商品を売買しながら日本海を航行した貿易船、北前船。美川は北前船の寄港地の一つとして栄えてきました。さまざまな積み荷がある中、北前船は美川だけの荷として「ふぐの卵巣」を降ろしていました。当時からふぐの身はおいしいと重宝され、その副産物である卵巣をどうにか食用にできないかと考えた、先人達の知恵と技の結集が「ふぐの子」なのです。