安新

安心・安全な材料で塩分控えめの糠漬に

▲ 「脂がほどよい国産サバを使います」と安田さん

地元では3世代にわたる常連も多いという安新。美川港に近い本店ではさまざまな種類の糠漬や粕漬が店頭を賑わせています。

年に2回開催される恒例の大廉売市は行列ができるほどの大盛況。「最近、若いお客様が増えてきたのがうれしいですね」と顔をほころばせる3代目の安田志良さん。糠漬になじみの薄い若い世代にもその魅力を伝えたいと、新しい取り組みに力を入れています。

▲ じっくり味わいたいふぐの子糠漬(100gあたり)864円

例えばすぐに食卓に出せるスライスパック。糠を落としたり切ったりといった手間が省けると人気を集めています。安田さんがレシピを考案した〝ふぐの子パスタ〞は子どもにも好評で、新たな糠漬ファンが増えたそう。

一方で伝統の製法には強いこだわりも。「自分が食べたくない材料は使いたくないので」とフグや米糠は石川県産を仕入れ、保存料は一切使いません。

できるだけ減塩を心がけ、食べる人の健康にも気を配ります。フグのあご肉を漬けた「宝良漬」など昔ながらの糠漬も作り続け、根強いファンを喜ばせています。

▲いしるを切らさないよう、毎日樽を見回る。

▲さば糠漬フィレー540円。軽くあぶってお茶漬けに。

ふぐ三昧ミニ

小分けパックで気軽に食卓へ

1,944円

糠漬になじみの薄い若い世代にも魅力を伝えたいと、食卓に出せるスライスパックが好評。切る手間が省け、初めて食べる人にもおすすめだ。三代目の安田志良さんがレシピを考案した、ふぐの子パスタは子どもにも好評で、新たな糠漬ファンが増えたそう。

有限会社 安新(やすしん)

昭和21年(1946)創業。市場やスーパーなどへの卸売りをメインに、店舗での小売りも行っている。ふぐの子をはじめイワシ、ニシンなど多彩な糠漬を年間約2000樽製造。

石川県白山市美川永代町甲88-1
tel.076-278-4934
fax.076-278-3689
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜(祝日の場合は営業)
URL https://www.yasushin.jp/

前の記事

YASUMARUごはんcafe

次の記事

もり酒店