米澤鐵工所

小回りの利く体制で高難度小ロットにも

角材の削り出しや穴あけ加工を得意とする米澤鐵工所は、両親と米澤陽平代表の家族経営。３人の小チームながら工場内には大型機械がずらりと並んでいます。

「30数年前、創業者の祖父が早逝して技術を継承できなかった父は、町工場としてはいち早くマシニングセンターを入れ、自動化によって仕事の質を高める道を選びました。それが伝統みたいになって、規模の割に機械が揃っている気がしますね」と米澤代表。

少量多品種から量産までを手がけ、扱うサイズも大中小と幅広く、１６００ミリの大型ワークにも対応。近年導入したマシニングセンターには新型工具を採用し、量産体制を強化させました。

「ＮＣフライス盤では単品の加工も行っています。小規模チームで小回りが利くので、高難度の仕事もよく持ち込まれますが、おかげで腕が鍛えられましたね。要望ぴったりに完成できたり、自作の治具で効率が上がったりするたびにものづくりの醍醐味を味わっています」

加工の可能性を追求する米澤鐵工所は、新たな仕事との出会いを待望しています。

角材の削り出し・穴あけ

米澤鐵工所

1968年の創業。マシニングセンターやNCフライス盤を駆使したブロック材の切り出し・穴あけ加工が得意。大中小サイズ、量産から少量多品種まで幅広い守備範囲を誇る。